▼開発室-団長のつぶやき-

 

団長の裏話置き場。

曲解説だったり、本当にただのつぶやきだったりするのでたまにテンションが振り切れます。


トップページにリンクを置いていないので、TwitterからURLを踏んだ人だけが入れます。

 
少しずつ更新されます。
・9/18夜 メドレー11まで更新

・9/19昼 メドレー12まで更新

・9/20夜 メドレー15まで更新

・9/22夜 メドレー17まで更新

・9/23夜 アンコールまで更新。完結!

以下、団長自身も「お前 何言ってる。わからない事 言うな。団長 頭 火山 なる。」くらい長いので斜め読み推奨。


◆やりたかったこと

まず私がやりたかったのは、パンフの挨拶にも書いてありますが、「SFCクロノ・トリガーの世界をもう一度冒険すること」でした。

しかも奏者だけが冒険するのではなく、お客様と一緒に、アプリコ大ホール全体で冒険したかったんです。

 

そのためには、ただ原曲をそのまま流す…では少し足りないような気がして編曲者様には「原曲を大事にしながらも、(物語に入れるよう)必要に応じてアレンジを」といった依頼をしました。

 

あの世界に入り込むには、あの時感じた思いをもう一度呼び起こすには、普段やらないようなことをしてアッと驚かせるも有りかなと思い、演劇的要素を入れるのもOKにしたりしました。(KohMeiさんの曲とか!)

その結果、合唱とシンセにお願いを大量にすることになってしまいましたが…笑

 

また、MCを演奏会に入れなかったのも、できるかぎりゲームの世界に没頭していてほしいからでした。

フッと気持ちが途切れてしまうのが嫌だったんです。

ホントはアナウンスも入れたくないくらいでしたが、流石に入れないと困るよなと思い入れました^^;

(アナウンスくらい団長喋れよ!な意見も団員からありましたが、表に出るのが恥ずかしかったので合唱のジャンニさんに任せちゃいました笑)

 

◆曲の構成について

今回の演奏会を作るにあたり、電源入れてからEND迎えるまでに流れる曲・SEを「全て」リストアップしました。

我ながらその行動力、キモチワルイですね!!!

 

そのリストを見ながら、そのセーブタイトルに即した曲を、その場面が思い浮かぶ曲をできる限り選びました。

 

編曲者様にもこのリストを共有して、「依頼しているセーブタイトルの中にある曲でしたらモチーフに組み込んでくださって構いません」といった依頼をしてあります。


◆1 旅立ち!夢見る千年祭

編曲:KohMeiさん

 

「朝の日ざし」

 KohMeiさんにはとても重要な依頼をしました。

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初めに、ゲーム開始時に流れる鐘の音(多分チャイム使用がいい?)を必ず入れてください。

また、原曲重視のアレンジをお願い致します。

ゲーム中のイベントを意識しており、メドレー12(編曲:柳井さん)の「朝の日ざし」とリンクさせたいという意図があります。

また、編曲者様は統一せずそれぞれで作っていただきたいと思います。

ゲーム中でも、起こしてくれるのが母→マールといった変化・そもそも夢オチなので、編曲者様間で微妙な違いがあったほうがうれしいです。

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今回の演奏会、どこでわけるかは最初から決めていました。

ゲーム内でもデジャヴだー!となるあの場面を再現したく…。

(結果、前半70分・後半70分という二郎系演奏会が出来上がってしまいましたが)

 

上記の依頼文にもあるように、メドレー1とメドレー12は原曲重視だけど敢えて違いを出してくれといった無茶振りをしてます。

(この団長ほんと無茶苦茶だな)

 

奏者が演奏している時に、「あれ、、、さっきやったけどなんか若干違う」といったちょーーーーーーーーっとした違和感が出ればと思いました。

(お客さんで気づいた人はいたのだろうか。もう少しガッツリ違い依頼したがよかったかな。)

 

その微妙なこだわりのせいで、KohMeiさんと柳井さんにはお互いの譜面を見せあってもらうという手間をかけさせてしまいました(´・ω・`)

ごめんなさーい!

 

また、KohMeiさんが自主的に入れてくださった最初の波と海鳥の場面。

波は打楽器さんが「オーシャンドラム」という波の音のする楽器で頑張ってくださいました。

あれ気を抜くと荒波になってしまうようで、とても大変そうでした。

海鳥は木管さんが楽器を使って鳴いてくれました。

本番は会話しているみたいで可愛かったなぁ。

 

「やすらぎの日々」

民家のおねーさんが言っているように「今が一番幸せな」時代なので、それがうまく表現できればなーと思っていました。

安らげましたか?

 

「ガルディア王国千年祭」

こちらはKohMeiさんに「合唱、掛け声とかハンドクラップとかさせてガッツリ使ってくださいね^^」といった依頼をかけていましたが…

まさかここまで使うとは(褒めてる)

 

正直ガヤは予想外でした!

楽しかったので初稿が来た段階で即OK出しちゃいましたー。

一応ガヤもテキトーにやっているのではなく、

・トランペットソロはこれくらいの音量!

・フルートソロはこれくらいの音量!

等決めて演奏(?)していました。

 

また、意味のある言葉が出るとそちらに引きずられてしまうので言葉は使わず、母音だけでガヤってもらいました。

ついでに原始の踊りしたり、A連打で飲んでもらったりしてました。

 

「不思議な出来事」

こっちもまさか「エネルギー充填開始!」のSE入れるとは…

はじめはエレベさんにSEをしてもらう予定だったのですが、シンセがいるのでそちらにお願いしようという話になりました。

(シンセに☆お願い1個目)

 

ストーリーでも機械音なので非電源系の楽器でやるより電源系でやる方がいいだろうと思いきってお願いしました。

 

ペンダントが光るSEについてはヴァイオリンに依頼していました。

 

広場の奥のガヤについてはシンセで奏で(?)始めた辺りまでは

「え、すごくない?」「ほんとに成功すんのかよw」

みたいな期待。

 

ヴァイオリンでペンダント光らせた辺りからは

「ちょ、やばくない???」「なんかおかしいぞ!」

な不安。

 

をイメージしてガヤってもらいました。

 

存分ガヤってもらった後に歌ってるから、合唱さん、少しは緊張やわらいだかな?^^


◆2 帰ってきた王妃①

編曲:KohMeiさん

 

「風の憧憬」

Twitterアンケート一位の曲でしたので、原曲重視で依頼をかけました。

風の憧憬はヴィオラがいい味を出しています。(ヴィオラ弾きの贔屓目)

 

弦を弓で弾(ひ)くのではなく、指で弾(はじ)く方法で演奏しています。

中世の少し靄がかかったようなあのフィールドが弦のアンサンブルで浮かんだのであれば嬉しいです。

 

「樹海の神秘」

ベースが光るいい曲なのに、ゲーム中では現代・中世共にガルディアの森の敵避けがヌルすぎてサラッと通り抜けてしまうのでなかなか1ループ聴かないんですよね。

 

つかれた時に、シェルターカツアゲをよくしていたので冒頭部分はよく聴くんですけどねー。

せっかくなのできっちり1ループはしてもらうように依頼しました。

 

打楽器さんのむぅーん↓音再現最高でした…。

さっき(9/18 22:30)奏法聞いたら、これコンガで鳴らしていたそう。打楽器ってすごいですね!

 

「戦い」

これはもう、人気曲なのがわかっていたので特に依頼はかけていませんでしたが、まさか戦闘に入るSEを入れてくれるとは…。

でも最初Bell音で現代の森だったので、後で中世の葉っぱ音に変えてもらいました。

 

が、今度は打楽器問題発生。

葉っぱ音の再現は可能だけれど、客席まで飛ぶかが難しいとのことでした。

ので、再びシンセに依頼。

入る直前に「ガサッ」してもらいました。(シンセに☆お願い2個目)

 

…正直「戦い」を入れる位置は迷いました。

ストーリー順では、一番はやくてゴンザレスのところ(もしくは祭り無視で森に突撃するか)

それがなければ中世に飛ばされてすぐ。

 

千年祭の中で入れるのは流石に異質過ぎたので最初から除外してましたが、飛ばされてすぐはちょっと迷いましたね。

平和な現代と違って、ちょっと人気のないところに行けばモンスターが襲ってくる。

あれはそんな印象を植え付けるイベントだと思ってます。

 

しかし、その後に「風の憧憬」を入れる…と考えると少し微妙だったのでガルディアの森でのエンカウントとして扱いました。


 ◆3 帰ってきた王妃①

編曲:梓 a.k.a kyokaさん

 

「ガルディア城 ~勇気と誇り~」

この曲は管打のための曲だと思うんです。

堂々とした、強く揺るぎないイメージがでればと思っていましたが、さすがkyokaさん。

やってくれました。最高です。

 

中盤の管楽器がそれぞれ奏でる部分は王族への敬意・忠誠を表すかのように。

それぞれの楽器が敬礼するイメージを持って作られたそうです。

 

この後の曲とのテンションのギャップがあるのでつなぎにはリーネの鐘を入れてもらいました。

クロノとマールの絆を表すSEといえばこれかなと思ったので。

 

「クロノとマール ~遠い約束~」

こちらはkyokaさんに重要な依頼をかけました。

当団の演奏会で「クロノとマール ~遠い約束~」は2度出てきます。

一度目はココ、メドレー3。二度目は、メドレー16。

これは明確に差をつけてください。と依頼しています。

 

メドレー3では「クロノとマールの物語の始まり。絆。」これが伝わればと思いました。

コチラのほうが原曲寄りです。

 

メドレー16については、また後で。

 

最後のマール消失SEはコンサートマスターの河合先生にヴァイオリンでやってもらいました。

ある日突然LINEにヴァイオリン弾いてる動画が送られてきて「ヒェ。先生つよい。」ってなった記憶。


 ◆4 帰ってきた王妃②

 編曲:越野さゆりさん

 

「マノリア修道院」「道行く者へ 祈りを…」

実はこのメドレーが一番最初にあがってきました。

はじめて聴いた時に、ああ宗教曲だ。神々しいな。と。

 

中世は勇者を失い、魔王軍との戦いで疲弊しきっている世界です。

そこに一筋の光として宗教が…という絵が見えた気がして非常に感動しました。

(あれ、団長コメントじゃなくて感想文になっちゃった。)

 

本当にこの曲お気に入りなんです。尊い。つらい。

団長泣きポイント

 

「沈黙の光」

神を祀る神聖な場所のはずが、まさかのはじめてのダンジョン。

マノリア修道院の神々しい曲と「沈黙の光」の不気味さ。

この対比が見えればなと思っていました。

ざわざわと蠢く8分音符が魔族の囁き声のように感じていました。

 

「ボス・バトル1」

「ボス・バトル1」はそりゃここですよね!

残念ながら原曲には合唱がないのですが、せっかくのボスですからね!

みんなで倒さないとね!合唱入れてとお願いしました。

でもまさか主旋律に来るとは思わかなった(褒めてる)

男声の力強さがマッチしていましたね。

 

合唱の歌詞ですが、キャラクターの名前などを入れ替えたものにしてもらっています。

 

実は最後、ボス撃破SE入っていたの気づきましたか?

パーカスさんがあの消える音を再現していました。

クロノ・トリガーのボスの消え方好きです。さゆりさんさすが…。


 ◆5 王国裁判

編曲:越野さゆりさん

 

「王国裁判」

さゆりさんに完全な無茶振りをしました。反省していますが後悔はしていない。

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合唱は無しでOKです。

ただし合唱団には裁判の聴衆となってもらい、裁判SEをやっていただきたいと考えています。

(有罪:指笛、無罪:ブーイングで計7回。有罪・無罪の比率は今後のTwitterアンケートで決める予定。多分本番近くまで決まらないです。)

2ループ以上できれば嬉しいです。1ループ目SEなし。2ループ目SEありとか…。

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有罪無罪も決まってないのに入れて!お願い!という…。

だって、この演奏会、お客さんと一緒に作り上げたかったんですもの。

皆さんが決めた判決で進めたかったんです。

 

結果どっちが来ても大丈夫なように編曲してくださいました。

本当にありがとうございます。

 

Twitterアンケートを行った結果

有罪

無罪

有罪

有罪

有罪

無罪

無罪

 

となりました。はい有罪!死刑!

ご協力ありがとうございました。

 

この結果にするためには、

・大臣のきっかけに対する質問に「私」と答える

・猫を連れて行ってあげる
・財産関係については以下をやっていれば返答はどれでもOK

・マールに話しかけるより先にペンダント拾う

・返すのを渋る

・ボッシュにペンダント売り飛ばそうとする

・お弁当は食べない

・キャンディの時に「人さらいじゃあるまいし」と言われるまで引っ張る

 で上記通りになりました。

 

なので二人目の無罪を勝ち取るためにメドレー1の「ガルディア王国千年祭」で猫がニャーンしてました。

ちなみにあれはシンセではなく、合唱さんです。人力ニャーンですよ。

 

「隠された真実」

判決の木槌がなった後すぐにこの曲になりますが、あの胡散臭いかんじの王国裁判から一変シリアスな曲調に。

このギャップが好きでたまりません。

 

有罪だろうと無罪だろうと結局は死刑を言い渡されてしまうあの恐ろしさ。

子供の頃はショックでしたね。

 

また、あの空中刑務所のSEは特に依頼していなかったのですが、さゆりさんはやってくださいました!

水滴音ははじめ打楽器に依頼していたのですが、音の飛びや水滴と認識してもらえるか問題が発生。

再びシンセにお願いすることに。(シンセに☆お願い3回目)

 

夜更けを表す梟の声と朝を告げる鶏の声をフルートにやってもらいました。

ちなみにフルートがお休みの練習日は指揮者の大澤さんが鳴き真似してくださいました笑

やたらクオリティが高かったので皆さんにも聞かせたかった…。

 

あの脱獄シーンは2種。

(細かく分けると3種:殴って脱出、殴らないで脱出、3日待って救出される)

今回の想定では殴って脱出です。

 

本来はあの後に、ルッカが所長を殴って、「所長が転がり落ちるSE」が入っていたのですが、細かすぎて伝わらない選手権になるかなーという話になり時の彼方に消えました。

その名残で、殴って脱出ルートとして梟・鶏は1ループに。

(3日待ってだと所長すでに気絶してて、転がり落ちる場面がないですからね。)

 

「危機一髪」

ゔぁいおりんふめんがきちくふめんで、びよらそうしゃはびびりました。こわかったです。

 

鬼畜すぎて言動が幼くなるくらいには鬼畜でした。

ですが、その鬼畜さが危機一髪の鬼気迫る感じを出したのではと思っています。

ヴィオラでよかった。

 

あとゲート前で大臣にAで話しかけると顎外れて面白い。


 ◆6 廃墟をこえて……

編曲:ながはなさん

 

「荒れ果てた世界」

まさか、「荒れ果てた世界」の前に特殊奏法でゲートを再現するとは思ってませんでした。

編曲者の皆さん、結構私のSE表も見てくださっていたようでちょっと感激していました。

 

曲自体は原曲重視の荒廃した感じでと依頼をかけました。

プレイ時の雷と暴風が恐怖心を煽って好きでしたが、はっきりした感情である「恐怖」は後にとっておいて…と。

まずは言いようのない不安感を煽りたかったのでナシの曲を聴かせる形にしてもらいました。

 

「生きる望みを捨てた人々」

ストーリーだと本当はこの間に「16号廃墟」が入っていましたが、このメドレー6では皆さんに負の感情に囚われてほしかったので後に回しました。

合唱も次の日が月曜日だと思って歌ってもらうといい感じに闇堕ちして生きる望みが奪われたようで嬉しかったです^^

 

「ラヴォスのテーマ」

当団の演奏会でラヴォスのテーマはしつこいほど何度も何度も出てきます。

が、ここは特別です。

クロノ達にとって「ラヴォスという存在を初めて知る」場面だからです。

 

平和だった世界を一変させてしまう圧倒的な力への恐怖。

「ああ、私達の未来はコイツに殺されるんだ」

…絶望感いっぱいに作っていただきました。


◆7 不思議の国の工場跡①

編曲:山本 慶太郎さん

 

「16号廃墟」

さっきおあずけしてしまった「16号廃墟」

幼い頃これがお気に入りでノリノリで曲に合わせて弟と踊っていた記憶。

未来編のメドレー7,8はドーム以外は機械とミュータントの世界なので人間(合唱)にはお休みしてもらいました。

 

人間のいる辺りはあんなに絶望感漂っているのにミュータントのいる辺りはなんでこんなにノリノリなんだろう。

未来ではもう人間は種として終わってるってことかなとか。

何にせよ、この対比が好きです。 

 

「暴走ロボ軍団ジョニー」

ちょっとオラついた昔のヤンキー風なジョニー。

でも配下のロボットに慕われているし、ちょっと憎めない。

あの荒廃した未来での癒しですよね。

 

「バイクチェイス」

しかしいまだに私、情けないことにミスって負けることがあります。

あの疾走感、(私だけかもしれないけど)負けられないという緊張感。

それが主旋律に表れているように思います。

きざみ隊は、バイクのエンジンかなと。

私自身もバイク乗りなのですが、乗っている時に太ももや膝から伝わるあのドコドコ感がいいんですよねー。

バイクはいいぞー!


◆8 不思議の国の工場跡②

編曲:山本 慶太郎さん

 

「工場跡」

「工場跡」はTHE機械の国な硬質感が欲しくて依頼しました。

多分金管メインで使うだろうなと思いながらも、私は弦楽器奏者。

金管のことはあまりわかりません…。

山本さんに難しい依頼をして悩ませてしまいました。

 

パンフレットでのコメントも誰よりも長文で超気合入ってましたがそれは、多分難しい依頼をした私のせいorz

(あれ、実はパンフの関係上結構コメント削ってます。それくらい山本さんは気合入ってました。)

ごめんなさーい!

 

原曲ではフェードインしてきますよね。

あれもゾワッとして好きです。

あと何気に工場跡も敵避けヌルい。

 

「ロボのテーマ」

本来のストーリーなら「工場跡」の前に「ロボのテーマ」が入りますが、

ロボの明るい曲から不気味な「工場跡」はちょっと違うかなと思い、

正式に仲間になる場面として入れました。

(上記のままだとロボ壊れたままになっちゃいそうですしね><)

 

それでもやはり「工場跡」と「ロボのテーマ」のつなぎには苦労されたようです。

申し訳ない^^;

 

私は4拍目のカチーンっていう金槌の音がお気に入りです。


◆9 時の最果て

編曲:ぴあのりすさん

 

「時の最果て」

寂しくて暗い、どこか不安定な場所に暖かく光る街灯とそれに寄り添うようにして眠る老人。

曲からそれがふんわりと感じられればと思いました。

うーん、いい感じの浮遊感が出たと思います。

 

編曲者のぴあのりすさんはまだ大学生で編曲の勉強中のようです。

団長のわがままに突き合わせてゴメンね!

 

「愉快なスペッキオ」

こっちはもう愉快に!

戦いの神スペッキオはどこか気の抜けた呪文で魔法を使えるようにしてくれますがあれはなんなんだ笑

 

そして最初に部屋を3回るアレ。判定厳しいよ!

初プレイは幼稚園生だったので、「時計回り」の意味がわからず永遠と反時計回りに回ってスペッキオに怒られてました。

父親に時計を教えてもらいました。幼女だった団長はそれで一つ賢くなりました。

 

このメドレーはどちらも原曲重視で依頼しました。


◆10 赤い石 めずらしい石

編曲:ながはなさん

 

「原始の山」

ドコドコしてます。

ある日、打楽器をふと見ると、ハープで呼んだはずの三井さんがすごい勢いで打楽器叩いていました。

団長は「!?!??!??!????」となりました。

 

実は打楽器も演奏なさる方だったようです。

さっきまでのTwitterで王子とか天使言われるほどの優雅さどこいったし。

曲の解説は三井さんのイメージと共に吹っ飛びました。

 

「エイラのテーマ」

恐竜人をなぎ倒していくエイラ!

あの力強さが素敵。

 

マジックカプセル与えるとキッスの回復量も上がるから有能。

基本的に彼女はスタメンですね。

曲の解説はエイラに殴り飛ばされました。

 

「風と空と大地のリズム」

打楽器アンサンブルです。

Twitterでも噂の「ガタイのいいお兄さん」カルロスさんにおまかせ曲。

 

打楽器さんは緑のカラーワックスを髪につけておそろいにしていました。

風呂桶はよくあるモノトーンスタイルだけではなく「緑のアクセント、クロノ・トリガー関連のアイテム(カエル、歯車、ペンダント、眼鏡、剣等々)を身に着けて舞台に上がるよう」に指定していました。

 

カラーワックス、おそらく他の演奏会ではなかなか見られないでしょうね笑

あれはかっこよかった。

 

「燃えよ!ボボンガ!」

前の曲が少しずつフェードアウトして、いつの間にかボボンガになっている。

ながはなさんのセンスに驚かされました。

 

コールアングレのエロさ溢れるソロ最高ですね。

原始のおねーさんモブのデザインっぽくていいですよね。良い。

 

酒宴の曲なのでお酒が飲みたくなったアナタは私と握手!

A連打で岩石クラッシュ飲み比べしましょう。

 


◆11 戦え!グランドリオン

編曲:大澤久さん

 

「夜の底にて」「カエルのテーマ」

「夜の底にて」はどこに入れようか真剣に考えました。

(マノリアの魔王部屋は置いといて、)ルッカがロボを直すシーン、ロボがRシリーズに責められるシーンでも出てきます。

基本的にキャラクター達の心の内が見える場面で使われていますので迷いに迷いましたが…

風呂桶もといFroschritter Orchestraは、蛙の騎士 オーケストラ!

ココで入れるしかないよね。

 

思い切って入れて大澤先生にリストを手渡したら大変なことになりました。

おい!!!尊い曲があるぞ!!皆!!!聴け!!!!!沼に全軍突撃ィイイイ!!!!という気分でした。

 

カエルの回想シーンは

グレンの心の優しさを示す、幼い頃の思い出。

ガルディアの騎士としての誇りが垣間見える、サイラスとの旅。

そして最期まで気遣ってくれた親友の…。

 

全てが「夜の底にて」に詰まっていました。

途中でそれぞれのパートから何度も何度も聴こえる「ガルディア城 ~勇気と誇り~」はきっと、サイラスとの誓い。

カエルが自分に言い聞かせているように感じます。

団長の前半の泣きそうポイント2個目はココですね。

 

「ヘビににらまれたカエル」はもういない。

親友との願いと志を胸に、聖剣を手に、魔王城へ。

 

「錯乱の旋律」「魔王城」「魔王決戦」

 

「錯乱の旋律」は遠くから聞こえる魔王の笑い声が怖くて仕方なかった記憶。

今回は、トラでお呼びした橋本さんにコントラバスで笑っていただきました。

コントラバスであんな音出るんですね…。

 

「魔王城」は、合唱欲しいなとは確かに私、言いました。

確かに言いましたが、大変なことになりました(2回目)

今回のオケ合唱陣にとっては最高難度の曲でしたでしょうね。

 

女性も敢えて絞ったキーンとする声質で、男声はファルセットで歌っています。

音のぶつかり合いも激しくてそれはそれは大変でしたでしょう。

男声がだんだん音を下げて、本来の音域に帰ってくる辺りがものすごく好きです。

そしてそのままコントラバスに音を渡して「魔王決戦」のイントロへ。

 

後半からは「カエルのテーマ」と「魔王決戦」が入り混じり、彼らの死闘が浮かぶ構成になっています。

橋本さんもツイートでおっしゃっていましたが、魔王のバリアチェンジのように転調を繰り返しながらラストに突き進む譜面は圧巻です。

 

「魔王決戦」は合唱が儀式の呪文を唱えていましたが、、、お気づきですか?

 

合唱が頑張った結果、中途半端に目覚めたラヴォスが巨大なゲートを作り、飲み込まれるアプリコ。

そして恐ろしい鳴き声で第一部は終わりです。

 

あれは、テキトーに弾いているのではなく大澤先生が一から音をとってそれぞれのパートに譜面を出しています。

ひー。


◆祝電 

編曲:ぴあのりすさん

 

「ゴンザレスのお歌」

「ゴンザレスのお歌」はメドレー1に入れるにはちょっとぶつ切りになりそうなので、本編から消えていました。

さーて、これ人気曲だよねー。どうするかねー。と思い悩んだ時、祝電発表の裏で曲を流すことを思いつきました。

(※コンサートマスターの河合先生の団体、MUSICエンジン「UNDERTALE」演奏会で思いつきました。)

危うく「消えたゴンザレス」になるところでした。

 

団長は!絶対に!表に出ないぞ!という恥ずかしがり屋の確固たる決意のもと、指揮・祝電披露ともに合唱指導のジャンニさんにお願いしました。

なんかでかいし、マイク持ってる姿ゴンザレスっぽいし。いいかなった思った。(褒めてる)

 

祝電でやることが決まったので、合唱団名が「コールゴンザレス」となりました。

 

ちなみに祝電披露中の後ろの伴奏器楽隊(木管・打楽器)は飽きてきたらちょっとリズム変えていいよと伝えてありますw

本番でもいいかんじに打楽器が追加されたりしてました。

 


◆12 大地のおきて

編曲:柳井悳さん

 

「朝の日ざし」

メドレー1でも語りましたが、どうしてもやりたかった演出です。

リーネの鐘は全く同じですが、

・弦の伸ばしが若干違う

・主旋律がピッコロ&オーボエ→オーボエだけになっている

・ハープ&ヴィブラフォン→ピアノ&ハープになっている

といった違いが有りました。気付きました?

 

完全に上級者向け間違い探しでした。

ほんとめんどくさい依頼者でしたね。KohMeiさん柳井さんすみませんでした!!

 

「風と空と大地のリズム」

エイラに叫ばれて起こされる場面です。せっかくいい夢だったのにね!残念!

 

こちらは完全にながはなさん作メドレー10のものと同じにしてくださいと柳井さんに依頼しています。

「ザッツカルロス」(by大澤先生)でブイブイ言わせています。

カルロスさんのTwitterでの人気に団長じぇらってるなう。

 

「ティラン城」

本当は上記2曲ありますし、メドレータイトルを「気がつけば原始」にするのもありかなと思ってました。

が、ティラン城を入れたかったので「大地のおきて」にしました。

 

多分皆さん、ここで「ボス・バトル2」が来ると思ってましたよね?

たしかにアザーラ&ブラックティラノ戦のイメージ強いですものねー。

でも初出はグランとリオン戦なんですよ!

グラン&リオン戦でボス・バトル1、グランとリオン戦でボス・バトル2。

あれは本当にかっこいい。

(でもグランとリオンのムキムキタラコ唇はゆるさん)

 

ボス・バトル2の位置については語りたいことがたくさんあるので、また後で。

 

ここでは、恐竜人との最終決戦、そして彼らの滅びに焦点を当てました。

原曲ではドラムがずっと鳴っていますが、柳井さんより提案がありドラムを使わない編曲となりました。

ズッシリした打楽器により、ブラックティラノが歩いているような重量感が出たと思います。

 

今回の「ティラン城」は一ダンジョン曲としてではなく「運命に戦いをいどみほこり高くほろび」る恐竜人の一種の葬送行進曲だと私は思っています。

滅んだ誇り高き彼らに対し「勝った!よかった!」で済ませてはいけないと思っています。敬意を持ってほしい。(個人の見解)

 

「リテイク覚悟で出してます!」とか柳井さんおっしゃってましたが、そんなことする訳ないじゃないですか!

尊い。柳井さんの編曲がまた聴きたい。


◆13 魔法の王国 ジール

編曲:さやかさん

 

「時の回廊」

せっかくなので、急に「時の回廊」に入るのではなく、ゲートを抜けた後から再現しています。

初めの吹雪SEはホルン隊に。

ワープSEはヴァイオリンに。

 

「時の回廊」は原曲にシタールが入っていたのでかなり編曲依頼を悩みました…。

原曲通りシタールを使う場合、

・本物を使うのか

・シンセにお願いするのか

シタール以外を使う場合、

・そもそも何を使うのか

 

さやかさんと相談して、はじめは「シタール以外にしよう!」となり、シタールに音色を近づける方向を目指していました。

しかし、音量(PAをつける?)問題等が出たので結局はシンセにお願いしてシタール音を再現してもらうことになりました。(シンセに☆お願い4回目)

 

「サラのテーマ」

当団の「サラのテーマ」は彼女の優しさ、そして決して救われることのない悲しさです。

たしかに「PS以降のクロノ・トリガー」では救いへの道が指し示されますし、「クロノ・クロス」では救われます。

 

しかし、風呂桶の演奏会は「SFCクロノ・トリガー」です。

クロスにつながるムービーもなければ、そもそもクロスの開発だってされていない。

彼女は何度出逢っても、何度救おうとしても、どれほどクロノ達が強くなったとしても、絶対に救われないのです。

(海底神殿のラヴォス倒したら、サラが救えるとかあればよかったのに…。)

 

さやかさんの編曲により、オーボエで心優しきサラを、ヴァイオリンで彼女に寄り添うジャキが見えたのではないでしょうか?

トレーナー&トラでお呼びしたオーボエの長山さん、ヴァイオリンの河合先生の掛け合いが素晴らしすぎて、練習中何度か昇天してました…。尊い。


◆14 とけよ封印 呼べよ嵐

編曲:越野さゆりさん

 

「地下水道」

「地下水道」はおとひm…もとい水の音から始まります。(シンセに☆お願い5回目)

はじめは入っていなかったのですが、シンセのkyokaさん(メドレー3,16の編曲者と同一人物)から提案があり急遽水の音参戦となりました。

 

Twitterで団員から音姫音姫言われはじめた経緯は以下

・メドレー14合わせで、水の音を流す

・曲の途中で水の音が消える

・指揮者の大澤先生がまだだよーと追加を依頼する

・再度水の音が流れる(まだ平気)

・再び曲の途中で水の音が消える(まだ辛うじて平気)

・指揮者の大澤先生がまだだよーと再度追加を依頼する(だんだん皆既視感を…)

・誰かがと「音姫」とか「延長ボタン」とか言う

・限界を迎える

 

音姫とか思ってたけど我慢してたのに言ったの誰だよ!あの日は完全に音姫でしたよ!

その後kyokaさんが調整をしてくださり、延長ボタン押さなくてもことが終わるまで永遠と水が流れる仕様になりました。

音姫パートkyokaさん本当にありがとうございます!

 

「地下水道」はデナドロ山でも流れるのでこの曲も入れる場所を迷いました。

メドレー10の前に、「地下水道」+「ボス・バトル2」でメドレー作っちゃうも考えていましたが、やはりタイトル通りの場所で流したほうがしっくりくるかなと思い、この形となりました。

 

地下水道は結構トラウマになっている方も多いのでは?

音を鳴らすな!と言われて注意していてもつい調べてしまうとか笑

よし!無事に抜けた…。あ、セーブだ!リン♪\バッシャー/とか笑

 

それ以外でも印象的なイベントも多いので、何気にお気に入りです。

クロウリー様のまさかの通常戦闘曲とか。コナゴナしてやる~とか。

途中で出てくる二匹のカエルが可愛すぎて可愛すぎてつらい。

 

「過去の謎」「封印の扉」

この時点では既に力を宿したペンダントを持っているため「過去の謎」は聴けませんが、大事な曲なのでさゆりさんが入れてくださいました。

「封印の扉」は原曲ではピアノメインですが、今回は合唱メインから始まります。

理由は…編曲者のさゆりさんが合唱に居たから!

 

風呂桶は編曲者さんが9人中3人も舞台に乗ってくださっていたのです。

kyokaさんがシンセ。

さゆりさんがアルト。

大澤先生が指揮者。

特に、さゆりさんは事前に連絡なしで普通にスッと応募してきてビビりました。

同姓同名の別人かと思いきや本人でした。ビビりました。

 

冷静に今振り返ってみたら、さゆりさん編曲のメドレー4,5も合唱活躍してる…。

あっ…(察し


◆15 ラヴォスの呼び声

編曲:さやかさん

 

「ジール宮殿」

「ジール宮殿」は実はメドレー13で流すかも迷いました。

が、この後の「海底神殿」を考えるとコチラに持ってくるのが正解かなと思い、動かしました。

 

「ジール宮殿」のグリッサンドですが、トロンボーン+ヴィオラ+チェロ+男声で行っていました。

これがさやかさんがパンフレットで言っていた「男声合唱」の部分ですね。

プレイ時はやたらこの部分が印象に残るんですよね。

 

同じ国の中枢なのにガルディア城とジール宮殿では全然印象が違いますよね。

表の華やかさだけでなく、どことなく裏がありそうな…。

ジールがラヴォスに狂わされる前だったらまた曲も違ったのかななんて思ったり。

 

彼女はどうしてあそこまで狂ってしまったんでしょうね。

どうして永遠の命に固執したのか。二次創作が捗りそうですよねー。

 

「海底神殿」

「海底神殿」は超重要イベントですよね。

禍々しい印象を受けるこの曲は、ラヴォスに近づく緊張感を加速させる気がして本当に好きでした。

 

そしてスカウター、お前はゆるさん。

結構いやらしい特性を持った敵が多くいて、つらい思いをしたプレイヤーも多かったのでは?

 

また、最後のラヴォス砲(byコントラバスの橋本さん)についてですが、あれはピアノの最低音付近を腕でバーン!+バスドラ+ティンパニで構成されています。

勿論表現しているのは主人公が死んでしまうあのシーン。

パーティの衝撃だけでなく、その死という大きな責任に押しつぶされ、絶望したサラの心を表しているのではと思っていました。

編曲があがってきたときに大興奮でさやかさんに連絡した記憶があります。

大澤先生も「好き」とおっしゃってましたし、あれは最高にいい編曲だと思っています。

 

うちの広報もツイートしていましたが、「皆様が」あのシーンの重さを作ってくださいました。

あの緊張感も一種の演奏です。

最後の響きが消えるまで我々奏者と一緒に演奏してくださりありがとうございます。


◆16 時の卵

編曲:梓 a.k.a kyokaさん

 

「クロノとマール ~遠い約束~」

メドレー3で言っていたこと、ここで回収します。

メドレー3は純粋なクロノとマールの絆としての編曲を望んでいましたが、こちらは違います。

時の最果てで、老人がクロノに送ってくれた曲「クロノ・リメンバー」としての編曲です。

つまりはクロノへの追悼。

kyokaさんは木管で切なく、でも暖かく編曲してくださりました。はー最高かよ(ゲンドウポーズ)

 

「世界最期の日」

例の場面です。死の山の頂上イベント。

最後にひっそりと「ジール宮殿」、そしてグロッケン、シンバルによる時の卵が砕け散る音が入っていました。

 

「世界最期の日」は以下で流れます。

・ドン達に種を届けた時

・クロノ復活のイベント

・ゲームオーバーの時

 

ドン達の場面に入れる手もありましたが、入れるとしたら「ラヴォスのテーマ」の後になるのでちょっと恐怖よりもしんみり感が勝るかなと思いやめました。

 

kyokaさんにはじめお話をした時は「クロノとマール ~遠い約束~」→「ジール宮殿」→「世界最期の日」→「クロノ・トリガー」でした。

「ジール宮殿」:死の山頂上で祈り、タイムフリーズしたあの場所へ行く場面

「世界最期の日」:クロノを無事に取り戻し、パーティメンバーが思いをぶつける場面

なので、ゲームに忠実に入れるならばこの順番でした。

が、kyokaさんと相談して、その後もらったイメージ音源を聴いていたく感動し、この形となりました。

 

この形だとゲームオーバー案も実は捨てがたかった私の思いが叶うからです。

クロノが死ぬあの場面は実質ゲームオーバーみたいなもんでしょ!(暴論)

初見時はやらかした!?ってなりましたもの!

 

そういった思いがあったので「世界最期の日」はタイムフリーズしたあの場所へ行く場面として考えていました。

 

「クロノ・トリガー」

OPに来ると思ってました^^?

残念!ここでした!

なぜOPにしなかったか、はアンコール解説で。

ここでは、なぜストーリー中のここに入れたかを解説します。

 

ストーリー中で「クロノ・トリガー」は決意した際に流れます。

・ペンダントを握りしめマールを救うと決意した時

・未来を変えると決意した時

・魔神器を壊し、サラを救うと決意した時

(・羽をつけたシルバードをダルトンが起動した時…はギャグパートなのでノーカンノーカン)

・クロノを救い、今度こそ皆でラヴォスを倒すと決意した時

 

(スイッチオン→EDまで曲目リスト見ながら書いてるけど、曲の並びだけで場面が分かるって、私それなりにやばい奴っぽいですね。)

 

さて、この中でこの「クロノ・トリガー」の最終的な目的は、それに向かっての最大の決意はどれでしょうか?

ということでここに入れました。


◆17 緑の夢

編曲:大澤久さん

 

実は初めに私が編曲者様方に依頼したメドレーは全部で19個でした。

しかし、実際の演奏会では20個。妖怪一多い。

 

増えたのはメドレー17でした。

こちらは大澤先生のTwitterでも書かれていますが、メドレー17は大澤先生からご希望をいただき急遽追加となりました。

 

実は私としても一つだけでもサブイベント回収をしたかったんです。

・ジェノサイドーム

・緑の夢

どちらかで。(勿論他のも!!好きだけど!!!!)

 

全員好きですが、ガチ推しがルッカとロボなんです。

工場跡の「処分されんのは…アンタ達よーッ!」で惚れて

ジェノサイドームのアトロポスを一人直そうとする姿に心打たれ

極めつけは緑の夢のアレ。

※カエルはカエルなので別次元で好き

 

ともかく、ルッカ・ロボ関連で大澤先生からお話をいただけたというのが感動すぎて感動でした(オタクによくある語彙力の低下)

 

さて、メドレー17の内容は大澤先生がパンフで解説しているからいいですよね。

 

例の場面の結末についてだけ一言。

あなたはどちらだと思いましたか?

 

この結末はプレイヤーである「あなた」に委ねられていると私は思います。


◆18 運命の時へ……①

編曲:柳井悳さん

 

「シルバード ~時を渡る翼~」

メドレー17が入ると決まる前から、このシルバードはサブイベント回収で動いているシルバードを想定していました。

柳井さん、それを汲み取ってくださったのか色々なモチーフを入れてくださいました。

 

また、ラストダンジョンである「黒の夢」に入るためには、シルバードが必要だったというのもありこのタイミングで入れています。

 

「黒の夢」

団長、最推し曲です…。

はじめて聴いた2歳のころからずっと推し曲です。

 

黒の夢はジャキのセリフから分かるように海底神殿と近しいもののようです。

海底神殿でもピアノが禍々しく奏でられていましたが、黒の夢でも同じ。

ラストダンジョンにふさわしすぎてつらい尊い。

 

これからも推し続けますので、「黒の夢」は現代→中世→古代の順番で愛を込めて潰します!

 

「ボス・バトル2」

「ボス・バトル2」はストーリー上では

・グランとリオン戦(中世)

・アザーラ&ブラックティラノ戦(原始)

で流れます。

 

※ちなみにストーリー以外では以下

・カエルの過去のGフロッグ戦(回想、中世)

・ビネガーの館トリオ戦(サブイベ、中世)

・サン・オブ・サン戦(サブイベ、未来)

・ルストティラノ戦(サブイベ、中世)

 

どうも大ボスで使われているっぽいです。

 

それぞれの時代のストーリーは

原始:恐竜人との決着

古代:ラヴォスを利用とするジールを止める

中世:打倒魔王

現代:平和だから特になし

未来:既に滅んでるのでこの時代では何もできない(=黒の夢でもそう言われる)

です。

 

と考えると

原始:恐竜人VS人類決戦のアザーラ&ブラックティラノ

古代:???

中世:魔王戦は専用BGM「魔王決戦」があるので、それ以外の大ボスは…と考えるとグランとリオン

現代:唯一の平和なので…

未来:もう滅んでいるので…

 

となり、古代のみ空欄になります。

ジールとの決戦は黒の夢でのみ。

と考えるとここかなぁと。

 

まとめると、

ここの「ボス・バトル2」は

・古代の大ボスであるジール戦だから使った

かつ

・ラヴォス以外で最後に戦うことになるボス=全時代含めての大ボスだから使った

ということです。

 

黒の夢ジールはジャキを連れてくると「魔王決戦」となるのでそれも迷いましたが、大ボスという意識を持ってここは「ボス・バトル2」となりました。


◆19 運命の時へ……②

編曲:大澤久さん

 

「ラヴォスのテーマ」

「ラヴォスのテーマ」の中に色々な曲が聞こえて皆さんビックリしたのでは?

大澤先生への依頼はシンプルに「ラヴォスのテーマ」→「世界変革の時」→「ラストバトル」だけでした。

が、流石です大澤先生…。

 

ラヴォス外殻と戦う前、皆さんアレをしませんでしたか?

みんな大好きぼすぶっち(星の○ービィ感)

 

順番は

・ドラゴン戦車

・ガードマシン

・ヘケラン

・ジャンクドラガー

・グランとリオン

・ニズベール

・魔王

・アザーラ&ブラックティラノ

・ギガガイア

 

色々聞こえたのは上記のボスに関する曲です。

・「王国裁判」

・「生きる望みを捨てた人々」

・「沈黙の光」(近くの魔の村BGM。)

・「風の憧憬」(ゼナンの橋前後の中世フィールドBGM)

・「マノリア修道院」(折れたグランドリオンが安置されている場所のBGM)

・「ティラン城」

・「魔王決戦」

・「ティラン城」

・「時の回廊」(ギガガイア倒すと出てくるのはボッシュ→ボッシュにグランドリオン修復依頼した時の後の伏線として出てくる曲がコレ)

 

※ちなみにヘケラン「沈黙の光」は初稿いただいて最初確認した時は探すの大変でした。

多分ハープの後に女声が歌っていたところ。

※魔王「魔王決戦」も初稿いただいて最初確認した時は探すの大変でした。

多分合唱が歌ってるとこ。

※ジャンクドラガー「風の憧憬」は少し自信ないです…。

大澤先生に答え合わせしてもらってないのでorz

答え合わせ求ム!!!

 

「世界変革の時」

「世界変革の時」はとても皆さんに人気があるのがわかっていたので、そこまで色々加えていないようです。

私も好き…!

 

開幕チ○ビームからの戦闘が思い返されます。

どうしてあそこからビーム出したし。

それだけがわからない。

 

技としてかっこいいのは

邪気、影殺、闘炎の表示位置が重なって邪影闘気殺炎になるやつ。

あれはかっこよすぎる。

海外版ではどう見えるのでしょう。

 

全ハードのクロノ・トリガーを持っていますが、残念ながら海外版には手を出していないのです。

英語苦手…。TASやRTA漁るか…。

 

ちなみにこの曲やってる時の、チェロとヴィオラは腕がもげそうなほど忙しいです。

腕…腕…ウッ…「守封」…。

 

「ラストバトル」

皆さんのラストバトルのトラウマといえばアレですよね。

「(倒した)」「(倒した)」「\命活/」

 

あれは初見殺しですよね。

ご丁寧にもぼすぶっちにいる「ガードマシン」「ギガガイア」で真ん中が本体!を思い出させてくれてますものね。

 

それにしても大澤先生の編曲、「世界変革の時」から「ラストバトル」に自然に移り変わるのかっこよくないですか…!?

推せる。最高。

移り変わってすぐのラヴォスの鳴き声は合唱の気合です。

 

前半は「ラストバトル」ですが、後半は各キャラクターのテーマ+「ラストバトル」になっています。

・「クロノ・トリガー」

・「ファンファーレ1」(ルッカのテーマとして使用)

・「カエルのテーマ」

(一瞬「ラストバトル」に返ってくる)

・「ロボのテーマ」

・「エイラのテーマ」

・「魔王決戦」

・「クロノ・トリガー」

※マールのテーマは「クロノとマール ~遠い約束~」ですが、クロノとマールはセットみたいなものとの認識ですので「クロノ・トリガー」に集約されていると私は思っています。

 

団長個人的にはロボのテーマ部分が素晴らしすぎてもう…もう…!

私もホールで聴きたかった。分裂したかった。分裂したい。

お客さんずるい。私も分裂してそっちいく。


◆20 星の夢の終わりに

編曲:ながはなさん

 

「星の祝祭」

マジで難しかったメドレー19の後の「星の祝祭」です。

奏者たちもクロノ達と同じく、メドレー19をやりきった感・倒した感で幸せいっぱいです。

そんな雰囲気が感じられたのであれば幸いです…!

 

「エピローグ ~親しき仲間へ~」

こちらはずっといられると思っていた仲間たちとの別れのシーンです。

それはこの演奏会も一緒。

風呂桶の奏者達は9/16の演奏会のためだけに集まりました。

風呂桶のお客さんたちも9/16の演奏会のためだけに集まりました。

この時間旅行が終わってしまえばお別れです。

 

クロノ達はシルバードがあるから

私達はゲーム音楽の演奏会があるから

またどこかで会えるかもしれないし、会えないかもしれない。

でもこのラヴォスを倒すといった目的の時間旅行はこれでおしまい。それは確実なのです。

 

クロノ達の切なさと私達の切なさがリンクするからこそ生まれた音楽があったのではと思ったり。

 

「遥かなる時の彼方へ」

あのエンディングは本当にいいですよね。

 

今回の演奏会では

・シルバードが残っている

・クロノが復活している

エンディングとして演奏しています。

つまりシルバードでクロノのお母さんを探しているエンディングですね。

(でも風船エンドもとても好きです。そしてクロノなしエンドは本当に涙腺に来る。)

 

ラヴォスを倒す目的の旅は終わってしまいましたが、今度は他の大好きなゲーム音楽を演奏するために/聴くために旅を続けるでしょう。

それぞれの時代の空を飛ぶシルバードを見つけた彼らのように、どこかの演奏会で我々を見つけたらあの時間旅行を思い出してもらえると嬉しいです。


◆アンコール

編曲:大澤久さん

 

終演後出した解説はこちらから

goo.gl/fYVmgD 

 

アンコールは「予感」から始まり「予感」で終わりました。

大澤先生には「強くてニューゲームがしたい!ドリームプロジェクトエンドがいい!」と伝えてアンコール編曲をお願いしました。

 

他の曲目でも言いましたが、今回の演奏会は「SFCクロノ・トリガー」ですので、残念ながら「クロノ・クロス」はありません…。

そんな当時のSFCプレイヤーなら、クリアしたらまずやるのは「強くてニューゲーム」ですよねー。

ということでアンコールは「強くてニューゲーム」でした。

※ちなみにSFCゲーム未収録曲「歌う山」等は入れていません。DSとかだとゲーム内にありますが…SFCでの冒険なので。

 

さて、メドレー16でも軽く書いた「予感」「クロノ・トリガー」がなぜメドレー1になかったかです。

 

1 強くてニューゲームにとっておきたかったから

これは上記に書いた通りです。どうしても強くてニューゲームしたかったんですものー!

その場合、全て同じ曲だと少しさびしいかなと思ったり。

 

2 本演奏会の目的は「SFCクロノ・トリガーの世界をもう一度冒険すること」だったから

パンフの挨拶にも、このなっがーーーーーいつぶやきの最初にも書いていますが、目的はコレです。

 

RPGには大きく分けて2種類の主人公がいます。

・喋る主人公

・喋らない主人公

クロノは後者です。

(反省会エンドで喋りますが)

 

喋る主人公=プレイヤーとは完全に別人格

喋らない主人公=プレイヤーに近しい存在

と私は捉えています。

 

外から見たゲームでは確かに「電源を入れたあの時」からクロノ・トリガーは始まっていますが、クロノ視点では「海の音、海鳥の声、鐘の音、そして母親の声で起こされたあの時」からクロノ・トリガーは始まります。

今回はあの世界をもう一度「冒険」することだったのでクロノ視点で演奏会を構成しました。

(もう一度「プレイ」することだったら変わっていたかも。)

冒険するには我々は「プレイヤー」というよりは、「クロノ」に寄らなくてはなりません。

だから「予感」「クロノ・トリガー」が初めになかったのです。

 

※たしかにクロノの死~死の山復活イベまではクロノ不在なので「!?」となると思いますが、この時は他のキャラクターに意識を寄せてると思ってください(震)ルッカイベも然り(震)穴だらけな話なのは許してください(泣)

 

ラヴォスを倒し、エンディングを迎えたことでクロノ=プレイヤーであったあの冒険は終わります。

そこで我々ははじめてプレイヤーとして現実に帰ってきます。

「ああ、もう一度冒険したいな」と思うのはきっと私達プレイヤー。

クロノ達は目的を果たしていますから。

 

※ちなみに「クロノ・トリガー」が入っていないのは、二週目の人はデモ画面見ないで進めるよなと思ったりなんたり。

 

うまくまとまっていませんが、

本編はクロノ(=プレイヤー)の冒険

アンコールは「強くてニューゲーム」をやりたいプレイヤーの意思

…のつもりで依頼しました。

 

大澤先生にはじめて風呂桶の編曲と指揮をお願いした日、私の勢いにびっくりされていたのを思い出します。

編曲も!指揮も!と欲張ってわがままをたくさん言ってしまいましたが、それに応えてくださっただけでなく、アンコールの「朝のひざし」が「ヴィオラから始まっている」という最高のプレゼントまでくださいました大澤先生に感謝しています。

ありがとうございました。